仕事を辞めない日本人
日本で最も羨まれるのは高収入、の職業(弁護士、医師など)で、以下、トップクラスの大企業の正社員、国家公務員、大企業の社員、地方公務員、一般企業の社員の順で続き、派遣社員、アルバイト、二―トなどは軽視されがちだ。
大手銀行の従業員は、高収入であるだけでなく高い社会的地位や老後の保障なども手にすることができる。
雇用形態や社会の気風が原因となり、日本では従業員の入れ替わりがそれほど激しくない。もし、大企業を辞めると、同様の仕事を探すのは難しく、ランクを1つ下げて探さなければならなくなる。収入だけの問題ではないのだ。
また、日本のほとんどの会社は、他の会社を辞めた人より、大学卒業者を雇い、自分で育成することを好む。会社を辞めた人に対する社会の目は厳しく、「前の仕事を辞めたのなら、新しい仕事もいつかは辞めるだろう」と見られてしまう。
日本の大企業で働く従業員は、辞めると自分にとって大きな損失となるため、能動的に辞めることは少なく、会社に忠実だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月27日