中国共産党の第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)が23日閉幕した。同日発表された5200字余りの会議コミュニケでは「法治」との言葉が58回、「法による国家統治」との言葉が23回、「党による指導」との言葉が13回使用された。「法治」と組み合わせた言葉として「法治国家」「法治政府」「法治社会」「全国民の法治観念」「社会主義法治文化」「基層ガバナンスの法治化」「法による軍統治」などもあった。中国新聞網が伝えた。
■注目点1:5大システム、6つの任務
会議は、中国共産党による指導の下、中国の特色ある社会主義制度を堅持し、中国の特色ある社会主義法治理論を貫徹し、整った法律規範システム、効率的な法治実施システム、厳密な法治監督システム、力強い法治保障システムを形成し、整った党内法規システムを形成すると指摘した。
また、法による国家統治の全面的推進における重大任務として次の6つを明確にした。
▽憲法を核心とする中国の特色ある社会主義法律システムを整備し、憲法の実施を強化する。
▽法による行政を深く推進し、法治政府の建設を加速する。
▽公正な司法を確保し、司法の信頼性を高める。
▽全国民の法治観念を強化し、法治社会の建設を推進する。
▽法治要員の整備を強化する。
▽法による国家統治の全面的推進に対する党の指導を強化・改善する。