ネット通販大手の京東商城は21日、 「ダブル11」(11月11日、独身の日)の特別セールに備え、建築面積が20万平方メートルに達する上海物流センター「亜州1号」の稼働を開始したと発表した。これは同社の物流戦略の、重点的な取組内容の一つだ。同センターは中国最大のネット通販倉庫保管・物流センターとされている。先に稼働開始したのは中型商品倉庫で、建築面積は約10万平方メートル、自動化選別処理能力は1時間当たり1万6000件、精度は99.99%。京華時報が伝えた。
京東商城は同センターの倉庫管理システム、倉庫制御システム、選別・配送システムなどのすべての情報システムを独自開発し、独自の知的財産権を持つとしているが、同プロジェクトの投資額については公開していない。海外から輸入された世界最先端の自動化設備は、同社が全体調整を行った。同センターの稼働開始により、同社の「ダブル11」のセール時の受注処理能力が強化される。
京東商城はまた、11月11日の「新消費主義宣言」を発表し、かつての価格競争に別れを告げた。同社は品質とサービスというショッピングの全過程を強調し、アリババを迎え討つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月24日