北京、交通渋滞緩和にビッグデータ活用 (2)

〇交通警察、位置情報システムを配備、重点地区では1分で事故現場到着

北京市公安局公安交通管理局勤務指揮処人民警察官の趙彤氏は、「私たち交通警察官には全員、位置情報システムが配備されている。各警官の行動軌跡は、リアルタイムで指揮センターのモニターに表示される。122番交通警察緊急電話を受けた時、あるいはモニターで異常事態を発見した場合は、その現場から最も近くにいる警察官を速やかに検索し、直接出動命令を出す。これによって、現場到着までの時間が大々的に短縮される」と説明した。

このほか、路面の情況をより良く掌握するため、特に、重大イベント開催時のスムーズな交通の流れを確保するため、北京市公安交通管理部門は、警航総隊と協力し、警察官を定期的に派遣、空中パトロール任務に従事させる。

〇信号を精密にコントロール、路線バスが青信号で走行する時間を延長

道路での車両通行スピードをさらに高める目的で、北京交通管理部門は2013年以降、「信号サイクル」最適化プロジェクトを展開している。信号の点滅時間を精密にコントロールすることで、走行車両は、一度赤信号で停止した後は、連続してスムーズに青信号を通過することができる。（編集KM）

「人民網日本語版」2014年11月4日