中国の汪洋副総理は7日、北京の人民大会堂で開かれたAPECビジネス諮問委員会(ABAC)の夕食会に出席し、挨拶を行った。
汪副総理は「今回のAPEC非公式首脳会議は、世界経済の回復が正念場に入り、アジア太平洋地域の経済協力が重要な段階に入った時に開かれるものだ。会議で発信される協力共栄のメッセージは、必ず世界経済回復への自信を高めることになる」と指摘した上で、関係各方面がビジネス界の期待に応え、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の構築を加速させ、域内の貿易や投資の自由化と円滑化を高め、効率的かつスムーズなバリューチェーンの協力を推し進め、産業の融合と発展を促し、地域経済の全体的な競争力を高めていくことに期待を寄せた。
中国国際放送局日本語版 2014年11月8日