かつてオックスフォード大学で指導教官などをつとめたDavid Hawkes氏と共に「紅楼夢」など多くの中国文学の古典を英訳した英国の漢学者、John Minford氏が今月、米ニューヨークで最新の訳書「易経」を発表した。1千ページ近くのこの英文書は「易経」六十四卦を詳細に解説した、同氏が12年かけて完成させた大作だ。米国の僑報が伝えた。
現在オーストラリアに居住しているJohn Minford氏は新書の出版についての電話取材で、「易経」に含まれる哲学的な教養、すなわち全てを一つの大きな環境に置いてとらえること、問題発生の周辺の要因を見ること、またこうした要素を深く反省すること--を評価していると語った。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年11月18日