2014年11月21日  
 

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北京、煙霧対策に「風の道」建設を検討

実際の効果を疑問視する声も

人民網日本語版 2014年11月21日14:08

大気中の汚染物質などを拡散する力を強め、ヒートアイランド現象を緩和する目的で、北京市が現在、6本の「風の通り道」の建設を検討していることが、6日、明らかになった。関連研究では、▽「風の通り道」が設けられる主要エリアに対し、建築物の高さや密度を制限するなどの厳格な規制を制定する ▽風の通りを妨げる障害物を取り除く、などの提案が示された。新京報が報じた。

市都市計画設計研究院の担当者は20日、次の通り語った。

北京中心市街地における現在の通風力とヒートアイランド現象を分析し、中心市街地の用地利用計画の実施状況をかんがみ、北京における主な風向きやクリーンな大気の出所についても考慮した上で、「植物園―昆明湖―昆玉河―玉淵潭―前三門大街」ルートなど、6本の主要な「風の通り道」の建設について検討を進めている。

都市における「風の通り道」の研究に着手した背景には、2011年に実施されたリモート・センシング調査の分析によって、北京のヒートアイランド現象が激しくなり、これが大気汚染の悪化に拍車をかけていることが判明したという事実がある。6本の「風の通り道」は、今のところ、潜在力の分析など、建設の可能性に関する検討を始めたばかりの段階で、市が改定作業を進めている全体計画の参考とするためのものだ。今後は、技術面での分析や、気象専門家との協議なども進めていく。


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