四川省甘孜チベット族自治州康定県で22日に発生した地震に関する第2回記者会見が24日に開催された。記者会見での発表によると、24日午前10時の時点で、この地震により5人が死亡、55人が負傷した。
避難所などに一時避難した6300人あまりの被災者については、すでに生活面での基本的な保障が得られている。国道318号線、省道211号線・303号線・215号線など震源地周辺の幹線道路は、スムーズな通行が確保されており、通行止めになっている所はない。震源地付近や避難場所における通信・電力などの公共インフラも確保され、被災地での社会的な秩序は、安定が保たれている。
現在、医療救援チーム11組、医療救命スタッフ(医師・看護師)886人、衛生防疫担当職員104人が、各避難所で応急手当や衛生防疫作業に携わっている。地震専門家48人が、地震災害の確認作業を進めている。大型機械50台、輸送用車両20台、パトロールカー22台、作業員800数人が、震源地周辺道路の通行に支障が出ないよう整備にあたっている。