2014年11月26日  
 

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未来の戦争、武器も高度化? (2)

人民網日本語版 2014年11月26日09:28

▽ハッカー攻撃

コンピュータシステムへの攻撃はもはや、戦争の重要な一面を形成している。だがその危険性は、「サイバー戦争」などの言葉で語られることで、ひとり歩きしている傾向も否めない。米国の政治学者で「Cybersecurity and Cyberwar: What Everyone Needs to Know」(サイバーセキュリティーとサイバー戦争、皆が知っておかなければならないこと)などの著書があるP・W・シンガー氏は、「『サイバー戦争』という言葉はしばしば、戦争以外のものを指すものとして誤用されている。『シリアのサイバー軍がツイッターアカウントを乗っ取る』のような例が『サイバー戦争』として語られている」と指摘する。軍事ハッキングの典型例として知られるのは、核開発に使われる可能性のあるイランの施設を破壊するために米国が使ったとされる「スタックスネット」である。メディア報道によると、世界の産業界を巻き込んだこのウイルスは、2010年に初めて発見され、翌2011年には世界4万5千超のネットワークに広まった。最も激しい攻撃を受けたのがイランで、パソコンの60%がウイルスに感染したとされる。2013年3月には、スタックネットのワームウイルスで米国がイランのウラン濃縮施設を攻撃していたとの報道もなされた。


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