▽モバイルデバイス、シリコンバレー
デジタル時代を象徴するモバイル機器も、軍事応用への積極的な研究がなされている。そもそも最初の携帯電話は軍隊で使用されていたものだ。シリコンバレーでは現在、「ウェアラブル」な電子製品の開発が盛んだが、使用者の周囲の環境を認識する機器などは、少しの改造で兵士の実用的な機器となり得る。
国際未来学会の報道官を務めたパトリック・タッカー氏によると、グーグルグラスのような機能を持つヘルメットがあれば、地上の兵士の情報と無人機のカメラとを連結して利用することもできるようになる。だが実際の戦場では、両者の連結を無線によっていかに保持するかが問題になる。「アフガニスタンの前線基地でWiFiを使えば、情報が漏れ、反撃されやすいだろう」
モバイルデバイスが急速に発展する中、シリコンバレーの多くの企業が、技術分野の次の「大事件」になりそうなアイデアに積極的な投資を始めている。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年11月26日