2014年11月28日  
 

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国際秩序の変遷で悪化した米国の偏執性 (2)

人民網日本語版 2014年11月28日13:31

 近年、米国は戦略面の偏執性がひどくなっている。ウクライナ事件についてはロシアが西側の衰えに乗じて現行の国際秩序に挑戦したものだと位置づけると同時に、中国についても「国際秩序を蚕食している」と喧伝している。米側は、南中国海問題で国際法とアジア太平洋の安全保障秩序を破壊していると中国を非難し、東西両ラインで西側主導の国際秩序に連携して挑戦するものと中露協力を見ている。対抗的戦略角逐思考・行動を強化し、軍事力配備以外に、中国を排除するTPP交渉も強力に推し進めている。

 中国は分不相応な願望は抱いていないが、公正・包容の心を持っている。中国は米国の「唯一の超大国」の地位に挑戦する意図を有しておらず、太平洋には中米両大国を受け入れる十分な広さがあると考え、中米の新型の大国関係を積極的に推し進め、アジア太平洋での両国の良好な相互作用を追求している。中国は人類運命共同体意識を提唱し、共通の安全保障と共同発展を核心とするアジアの夢、アジア太平洋の夢、世界の夢を打ち出し、中国と外国の夢の一致、発展の連結、コネクティビティ、助け合い、共同繁栄に努力している。中国は自らを現行の国際体制の参加者、受益者、建設者、改革者と位置づけ、開放・融合政策をとっている。例えば中国はWTOに加盟したうえ、その「優等生」となり、自らの改革、開放、発展を力強く促進し、世界の成長と開放的経済体制の重要な推進力ともなった。

 国際秩序の変革を前に、中国は責任ある穏健な姿勢をとり、その公正で合理的な方向への発展を促すべく尽力している。

 米国にとっては「単独覇権」心理の克服、「ゼロサム思考」の放棄こそが真の試練だ。公正、包容、協力、ウィンウィンの心をしっかりと持つこと以上に取るべき姿勢はない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年11月28日


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