2014年12月17日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

日系自動車メーカー6社でフォルクスワーゲン1社に対抗 (2)

人民網日本語版 2014年12月11日08:13

マツダ中国法人が発表したデータによると、14年11月の中国市場での販売台数は2万32台で、前年同月の2万465台から2.1%減少した。マツダは過去8カ月連続で中国販売台数が増加したが、今は再び停滞期に入っている。今年の中国での伸びは、一汽マツダの「アテンザ」と長安マツダの「アクセラ」という2つの新車によるところが大きい。だが新車の牽引効果は徐々に弱まっている。

14年1~11月に、一汽マツダは9万6838台を販売した。前年同期は10万7869台で、10.2%減少した。同期の長安マツダは9万2373台を売り上げ、前年同期の5万5167台から67.4%も増加した。マツダ中国法人の稲本信秀会長がうち出した今年の中国販売台数目標は22万台で、そのためには12月に3万789台を売らなければならない。だがこれまでの販売データをみると、達成は難しいといえる。

「第一財経日報」が伝えた統計によると、今年1~11月に日産は中国で110万台を販売し、前年同期比1.7%増加した。トヨタは90万7400台で同12.2%増加。ホンダは64万6100台で同1.4%減少。日系ビッグ3の1~11月の累計販売台数は265万3500台。昨年のトヨタの中国販売台数は91万8千台、日産は126万6千台、ホンダは75万7千台、スズキは23万台、マツダは18万7千台、三菱は6万7千台で、6社を合わせると342万5千台だった。

分析によると、日系メーカー不振の主な原因は、製品のバージョンアップのテンポが遅く、新技術の導入に臆病すぎる点にある。今は新技術や新車種の導入に力を入れるが、市場から反応が返ってくるまでしばらく時間がかかるため、日系車の状況は来年も好転しないことが予想される。

全体としてみると、日系6ブランドの規模でVW1社と対抗し、それほどうまくいっているとはいえない。最終的な通年の販売データに多少の食い違いがあったとしても、日系は束にならなければVWに対抗できないということで、これは実になんとも気まずい局面だといえる。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年12月11日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

増田   2014-12-16114.250.7.*
他国のクルマの話も参考になるが、自国つまり中国産のクルマについての話のないのが実にさびしい。一考を要するのではないでしようか?

アクセスランキング