日本僑報社と日中交流研究所が主催する「第10回中国人の日本語作文コンクール」は12日、北京で授賞式を開催し、東華大学(上海)の姚儷瑾さん(20)が、最優秀賞にあたる日本大使賞を受賞した。
一等賞には、重慶師範大学の張玥さん、南京農業大学の汪婷さん、嶺南師範学院外国語学院(広東省)の姚紫丹さん、西安交通大学外国語学院(陝西省)の向穎さん、山東財経大学の陳謙さんの作品が選ばれた。このほか、二等賞15人、三等賞40人、佳作賞95人が選出された。
今回のテーマは、▽ACG(アニメ・コミック・ゲーム)と私▽公共マナーと中国人---の二つ。「ACGと日中関係」と題する作品で日本大使賞に選ばれた姚さんは、「14歳の頃に『ガンダムSEED』というアニメを見て戦争の意義について考え始めた」とし、今の日中関係について「関係悪化の原因は政治以外に、双方の理解不足もあると思う。中国の若者に人気があるACGには、誤解を解く力がある。(日中の若者が)お互い好きなACGについて話し合いながら、相手に対する理解を深めていくことができれば、新たな文化交流のスタイルが形成できるのではないか」との意見を書いた。
授賞式で、姚さんは「私の夢は記者になること。文字の力を通して自分の考えを伝え、中日関係の改善に貢献したい」と語った。
今回は、史上最多の応募作4133篇、参加大学196校を記録した(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月16日