2014年12月2日  
 

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人民網日本語版

第10回日本語作文コンクール受賞作品集『「御宅」と呼ばれても』発売

 2014年12月02日11:23

日本僑報社・日中交流研究所主催で毎年開催されている「中国人の日本語作文コンクール」の第10回入選作品集『「御宅」と呼ばれても』が12月1日から発売されている。

今回は2つのテーマに沿った作文を募集したが、日本のアニメで育ったと自負する彼らの世代にあえてぶつけたテーマ「ACGと私―なぜ中国の若者が日本のアニメ・漫画・ゲームに魅かれるか」には、日本のアニメを見て学んだことや、日本のアニメへの熱い思いを綴った作品が数多く寄せられた。

最優秀賞(日本大使賞)を受賞した東華大学・姚儷瑾さんの作文には14歳の頃初めて見た日本のアニメ『機動戦士ガンダムSEED』が登場し、アニメの中の戦争と、今年に入り、一時一触即発とも言われた日中関係を重ね合わせたエピソードが綴られている。 両国関係を危惧した姚さんは、あるインターネットのアニメ関係の掲示板に日中関係の平和を祈る趣旨の書き込みをしたところ、日本人から「私もそう思いますよ」というコメントがついたという。

『返事は大変短いものでしたが、私にもたらされた感動は大きかったです。ACGがきっかけで日本人と交流できることには驚きましたが、より収穫だったのは日中の平和を祈っているのが私だけでなく、日本人の中にも中国に好意を寄せている人がいることが分かったことです。』

この後、彼女はネット上で多数の日本人と交流し、彼女の日本語能力のおかげで「中国人への印象が変わった」と言われたことで、自分の力が役に立ったことを実感し嬉しかったという。その経験を踏まえて、彼女はこう続ける。


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