科目の選択に関して、同意見は、「各省(区、市)は積極的に条件を整え、必要な学生が同じ科目の試験を2回受けられるようにする、または受ける科目を変更できるようにする機会を作るように」と指示している。
また、試験の成績を「等級」もしくは「合格、不合格」で表すようにとも指示。入学試験の総成績を出すのに用いられる学業水準試験3科目の成績は「等級」で表される一方、その他の科目は、「合格、不合格」で表されることになる。「等級」は通常、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の5段階。「A」が最も良く、「E」が最も悪い。原則的に、各省(区、市)の各等級の人数は、「A」15%、「B」30%、「C」30%、「D」と「E」が計25%になる。
そのほか、教育部は普通大学の学生の総合素質評価の強化、改善に関しても明確な規定を制定。「思想と人徳」、「学業水準」、「身心の健康」、「芸術素養」、「社会実践」などがその内容となる。また、「公示制度」も厳格化され、提出される資料の抜き取り調査が実施される。
今年9月、国務院は、大学入試制度の改革に関する意見を発表し、2014年、上海市と浙江省で「大学入学試験総合改革」を試験的に実施することを発表した。2017年には全面的な推進を始める。専門家らは、「今回具体的な改革案が発表されたことは、国務院が9月に発表した政策が実施に移ったことを意味している。今後、大学入学試験改革は全面的に実施される」と予測している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月17日