中国の習近平国家主席は19日夜、マカオ特別行政区政府が催した歓迎晩餐会に出席し、重要な談話を発表した。
習主席は談話の中で、「国家の全体的利益とマカオの長期的利益に立脚して、最も多くのマカオ住民に、最大の積極性、主導性と創造性を発揮してマカオの建設事業に積極的に身を投じるよう働きかけるべきだ。中央政府としては、特別行政区の行政長官と政府が法に基づいて施政し、着実に努力して、『一国二制度』という事業の新しい局面を切り開くことを、断固として支持していく」と強調した。
習主席はさらに、「現在、祖国大陸部は、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的構築や全面的な改革深化、および法に基づく国家管理の全面的推進などに取り組む重要な時期にある。これは、マカオの発展に大きなチャンスと可能性をもたらしている。マカオの同胞たちは『一国二制度』の優位性を生かして、祖国の発展という大いなる趨勢からチャンスをつかみ、改革発展の勢いに乗って、マカオの経済社会の持続的かつ健全な発展を着実に推進していかなければならない」と指摘した。
中国国際放送局日本語版 2014年12月22日