バレンタインにはバラを、クリスマスイブにはリンゴを、これが中国の定番だ。今年のリンゴの販売価格はクリスマスイブを前に値上がりを続けており、重慶の市場ではリンゴ2個が豚肉500グラムよりも高いという盛況ぶりだ。重慶郵電大学のある学生が校内でリンゴを予約販売したところ、なんと5日で4千個以上が売れ、1万元(約19万円)近くの利益をあげた。
クリスマスイブにリンゴを贈るのは中国人独特の習慣で、「平安之果」の中国語発音に由来しており、若者の間では定着したイブの贈り物となっている。重慶郵電大学英語専攻の3年生がクリスマスイブに合わせてリンゴをキャンパスで販売するというアイデアを思いつき、8校の友人43人にQQ(コミュニケーションアプリ)や微信(WeChat)などを通じて予約販売を行った。リンゴ1個を4-5元(約77円-約96円)で売ったところ、5日で4461件の注文を受け、売り上げは2万74.5元(約38万円)の見通しとなった。仕入れや物流などのコスト、販売代理学生への手数料を払った残りの利益は9499元(約18万円)に達するという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年12月25日