2014年12月25日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

新「安倍丸」が平和の岸へ向かうだろうか

人民網日本語版 2014年12月25日15:40

 一閣僚の交代から「安倍丸」の航行の方向のシグナルがうかがえる。安倍首相は歴史修正主義の道を頑なに歩む。その考えに変化はない。(文:和静鈞・チャハル学会研究員。新京報掲載)

 日本の安倍晋三首相(自民党総裁)は24日召集の特別国会で、自公両党が衆院の3分の2を占める中、第97代首相に順調に選出され、第3次安倍内閣を始動した。日本の新内閣発足について中国外交部(外務省)報道官は「中日関係の長期的で安定した健全な発展の維持は両国および両国民の根本的利益に合致する。日本が引き続き平和的発展の道を歩み、地域の平和・安定と発展に建設的役割を発揮することを希望する」と表明した。

 第3次安倍内閣の発足は、人為的な「衆院解散、選挙前倒し」という戦術的選挙の結果だ。この選挙によって、安倍首相が推し進めていた政策および近く打ち出す予定の政策の実施期間を少なくとも2018年まで延長することが可能となった。選挙は遂行中の政策への承認を得るためだったので、第3次安倍内閣は第2次内閣の閣僚をほぼそのまま留任させた。政治資金スキャンダルで自ら辞任した江渡聡徳前防衛相を除けば。

 だがこの一閣僚の交代から、「安倍丸」の航行の方向のシグナルがうかがえる。江渡氏の後任は、元防衛庁長官の中谷元氏だ。彼はタカ派の好戦分子であり、敵基地攻撃能力の保有に賛成し、かつて「中国の脅威」を喧伝した人物だ。安倍首相が平和的防衛主義からの脱却を急ぐタカ派の人物を起用したのは、自らの歴史修正主義を支えるための手配の1つであるはずであり、歴史修正主義の道を頑なに歩む考えに変化がないことも見てとれる。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント