北京の路線バスや地下鉄の料金が28日から、距離に応じた料金に改定される。北京交通系ICカードの発行会社・北京市政一卡通公司によると、料金改定後、乗客は交通系ICカードの残金が片道の最低料金以上であるものの、実際に払う料金以下である場合、これまで通り、一度限り乗車できる。北京青年報が報じた。
例えば、地下鉄の最低料金は3元(約57円)であるため、カード内の残金が3元以上なら、乗客は乗車でき、最高で6元借越できる。また、路線バスの片道料金は最高で35元(約665円)。カードを使った場合でも、17.5元必要だ。そのため、料金改定後、借越が可能な料金の幅はさらに広がることになる。11月末の時点で、交通系ICカードを利用した乗客の借越は450万件以上となっている。
これまで交通系ICカードを使えば路線バスに割引料金で乗車できたのと同じく、料金改定後は、地下鉄にも割引料金で乗車できるようになる。規定では、カードを使って地下鉄に乗車し、1カ月の支出が計100元(約1900円)以上になると、その後の乗車が2割引きとなる。さらに、150元(約2850円)以上になると、半額になる。ただ、400元(約7600円)以上になると、割引がなくなる。カードの使用料金は、一卡通公司のオフィシャルサイトか、同社のホットラインで確認することができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月25日