取材当日、昼食の時間になると、忠犬が姿を消した。馬さんによると、生活が厳しく、昼食は年中、饅頭(中国蒸しパン)か近所のスーパーで買ったビスケットのみ。忠犬にあげる餌はなく、昼になると忠犬は自分で餌を探しに行くという。「犬は、近所のレストランの人と『顔見知り』で、残飯をもらえる。迷惑をかけることもない」と馬さん。そんな会話をしていると10分後に、忠犬が戻ってきた。馬さんによると、「餌を食べて」帰ってきた。
客が来た時も、忠犬はおとなしく、目を閉じて横で伏せ、時々目を開けて、修理が終わっていれば、うれしそうに立ち上がり、終わっていなければまた目を閉じて、静かに待っていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月30日