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極地ロボット、応用段階に突入

人民網日本語版 2015年01月05日13:19

中国第31次南極科学観測において、固定翼型飛行ロボット、回転翼型飛行ロボット、氷床走査ロボットという3人の「大将」によるロボット兵団が、中山基地付近の2カ所の内陸氷床で観測任務を担当した。これは中国極地科学観測ロボットが、初めて実験段階から応用段階に突入したことを意味する。新華社が伝えた。

2機の飛行ロボットは主に氷面の観測を担当する。その航空カメラ、赤外線放射計、レーザー測定器などの設備は、氷床の地形、氷面の温度、氷面の粗さなどを観測できる。氷床走査ロボットは氷上での観測を担当する。同ロボットは中国が独自に開発した深層氷床探査レーダーを搭載しており、その探査深度は4000メートルに達する。同レーダーは氷床底部の地形、内部構造などのデータを入手できる。

飛行ロボットは二重点火システムを採用しており、空中でエンストを起こすリスクを下げることができ、9級(20.8-24.4m/s)の強風にも耐えられる。氷床走査ロボットはレーザーレーダーを搭載しており、前方の障害物や氷の割れ目を自動的に観測できる。独特の三角履帯(キャタピラ)は、一般的な雪上車の一体化された履帯よりも機動性が高い。一般的なロボットと違い、極地ロボットは摂氏マイナス40度の低温環境にも耐えられる。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年1月5日

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