上海の外灘(バンド)陳毅広場で、大晦日に将棋倒しで36人が死亡する事故が発生し、6日で1週間を迎えた。同日早朝、現場付近では小雨が降り、犠牲者を追悼する献花が並べられていた。(画像一)。寒空の下、すすり泣く人の姿やこらえ切れず涙を流す人の姿があった。人民日報が報じた。
ちょうど1週間前、新年の到来を祝うカウントダウンなどのため集まっていた若者らが、折り重なるように相次いで倒れ、36人が帰らぬ人となってしまった。犠牲者の平均年齢は22歳で、うち最も年齢が高かったのは37歳、最年少は12歳だった。
現場では、「冥福を祈る」という言葉の下に、家族や親戚の名前がびっしり書かれたプレートを手にした人が訪れていた。また、若い男性が若い女性の遺影を手に、倒れこんで涙を流していた。花のようにはかなく散ってしまった貴い命が、その白黒写真に詰まっている。