▽展望5:原油価格は反転上昇するか?
14年の国際石油市場では、原油価格が供給過剰や地政学などさまざまな要因を受けて暴落し、最近はついに1バレル50ドル(1ドルは約119円)まで値下がりした。国内では石油製品価格が史上初の「10回連続引き下げ」となった。15年の原油価格は引き続き「休むことなく低下」するのだろうか。
祝部長:15年の世界経済は14年よりもやや好転し、需要は改善し、国際原油価格は引き続き大幅に低下することはないとみられる。これほどの低下が続けば、持ちこたえられない国もたくさん出てくる。そこで今年の原油価格がさらに低下する可能性は小さいが、1バレル100ドルに戻る可能性も大きくはないと予想する。
中国銀行国際金融研究所の周景彤シニア研究員は、「グローバル経済の低速成長、米国のエネルギー革命などの影響で、原油をはじめとする大口商品の価格は低い水準が続くとみられ、15年の国際原油価格は1バレル80ドルから90ドルになる」と予想する。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年1月8日