靳魏坤さんは美容整形後、3D CTで自分の鼻の補綴が傾いているのを発見した。顔の左右が非対称的になり、頬骨は片方が幅広く、もう片方が狭くなっており、高さも異なる。顎は削りすぎて窪み、アンバランスだ。元々一番の気に入りだった顎は手術を経て歪んでしまった。
自宅で修復用のマスクをする靳魏坤さん。他の地方に行く場合を除き、基本的に外出しない。
手術の失敗後は自分の顔を見たがらず、洗面の際にも鏡を避ける。
近年、美容整形に関するリアリティ番組が中国で人気を集め、美を求める人たちの心をつかんでいる。韓国の中央日報のデータによると、2013年に韓国を訪れて美容整形した中国人は1万6282人に達し、同国で整形手術を受ける外国人10人のうち7人は中国人だった。メディア報道によると、中国から韓国へ行って行う美容整形手術にまつわる事故や紛争の発生率は、毎年10%―15%の割合で増加している。靳魏坤さん、宓圓圓さん、陳怡麗さんの3人はいずれも韓国へ行って美容整形手術を受けた。元々容姿は悪くなかった彼女たちはさらに美を追求するために受けた美容整形手術の後に、深刻な感染症や鼻筋の変形、骨格の変形といった修復不可能な欠陥を負った。精神的に追い詰められた3人は、困難な国を超えた権利保護の道を歩んでいる。新京報が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月13日