2014年は、スマートフォンやスマートテレビのインターネット化が進んだ年と言える。付加価値も再び高まりを見せ、技術革新がクローズアップされるようになり、数量の拡大を求める傾向は薄れた。インターネット実験室の方興東董事長(会長)によると、スマートフォンは、今後10年の世界市場にとってのエンジンとなると同時に、中国企業のグローバル発展にとっての有効な手段ともなる。中国のスマートフォン販売台数は米国の3倍で、モバイルインターネットの利用者は米国の5倍に達する。携帯電話産業の中心は今後、米国から中国へと転換していくものと見られる。
▽世界市場に登場した中国のスマートフォンメーカー
世界のスマートフォン市場の主役は依然としてサムスンとアップルだが、中国企業も勢力を伸ばしつつあり、これら大手2社、とりわけサムスンに圧力を加えている。サムスンの世界市場シェアは昨年、9ポイント低下した。
市場リサーチ会社「Gartner」が発表した昨年第3四半期の世界携帯電話市場統計によると、同期の世界のスマートフォン販売台数は前年同期比20%増の3億100万台だった。携帯電話メーカートップ5を見ると、中国ブランドが華為・小米・聯想と3社ランクインし、これら3社の合計シェアは前年同期比で4.1ポイント上昇した。サムスンとアップルの合計シェアはこれに対し、同比7ポイント低い37%だった。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年1月14日