日本が王者の戦いぶり
8強のうち、日本、イラン、韓国、イラクの4チームが、15回のアジア杯で10度優勝している。うち、優勝回数が最も多いのは日本で4回。以下、イラン3回、韓国2回、イラク1回と続いている。日本、イラン、韓国は、今回も1次リーグをトップで通過しており、実力通りの結果を出している。アジアサッカー連盟(AFC)は、「16強のうち、前回覇者の日本が王者の戦いぶりを見せている。また、イランや韓国も3連勝でグループ戦を通過し、昨年のワールドカップブラジル大会にアジアを代表して出場した実力を見せている。この3チームの1次リーグでの得点には、少しの差があるものの、失点はいずれも0であることを忘れてはならない」と評価している。
中国が優勝するためには「運」が不可欠
AFCは、計5得点を上げ、決勝に進出した中国の戦いぶりに対しても高い評価を下している。しかし、圧倒的な力を持つ日本、韓国、イランとは違い、中国は2失点するなど、ディフェンスが完全でないのも確かだ。例えば、初戦のサウジアラビア戦では、PKのチャンスを相手に与え、第2戦では、ウズベキスタンに先制点を奪われた。また、最後の朝鮮戦でも、1点差に追い上げられてからは、相手ペースで試合が進んだ。中国は1次リーグをかろうじて通過したのだ。そのため、AFCは、「中国は準々決勝でオーストラリアと対戦し、大きな力を発揮しなければならない。オーストラリアには、主催国のメリットもある」と中国は苦戦を強いられることを予想している。
オーストラリアを撃破したとしても、中国は次の試合で、前回王者の日本かアラブ首長国連邦と対戦しなければならない。実力の差から見て、日本が勝ち進む可能性が高い。サッカー関係者は、「日本と対戦するとしたら、実力から見て、中国が勝ち進むためには、さらに高いモチベーションと運が不可欠」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月21日