これらの作品がギャラリーで展示されたわけは何だろう?重要なのは、写真家が外国人の視点で撮影した、ということだ。中華ファストフードの屋台にいる彼女は、まるでインドのスパイス市場にいる中国人のようだ。彼女は、異国の特色ある風景はもちろんのこと、店員と店の装飾や広告を1つの画面に収める構図と、実際の色調がほぼそのまま再現された色彩(加工はしていないと思われる)により、極めて真実に近い暴力的ともいえる視覚的インパクトに訴えることに成功した。そして、ファストフード消費文化に対する自分の考えを観衆にアピールした。何もすることがなく、つい暴飲暴食に走れば、誰もが、過剰な油と塩の味が口いっぱいに広がり、身体が毒されることになる。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月23日