2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

23省が昨年のGDP公表 経済成長は予想より好調の可能性 (2)

人民網日本語版 2015年01月28日15:26

清華大学中国・世界経済研究センターの李稲葵センター長は、「中国経済は深層レベルの調整期にある。今回の調整の重点は古い成長源が徐々に存在感を弱め、新しい成長源が徐々に形成されていることだ。調整期の重要な現象は各種の新しい成長源が次々に登場することで、こうした新成長源は従来のように統計データの上には十分に反映されるものではない。たとえば各種のサービス業や新業態は統計に組み込んだり、総合的に計算したりすることが難しい。新業態には電子商取引が含まれ、これは今、様々な伝統的業務モデルに打撃を与えている。こうした新旧の交代が非常に興味深い現象を引き起こす。それは観察者が往々にして木を見て森を見ずという状態に陥り、伝統的産業の没落ばかりを見て非常に悲観的な予測をする、という現象だ」と話す。

李克強総理が世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で行った挨拶が、中国経済に新たな成長の方向性をよりはっきりと指し示すものになった。民生証券研究院の管清友執行院長は、「李総理は2つの最も重要なヒントを提示してくれた。それは伝統的なエンジンの改良、革新というエンジンの構築だ。伝統的エンジン改良の重点は公共の製品や公共のサービスの供給を拡大することで、中国のインフラ建設と公共サービスシステムにはなお大きな可能性がある。革新エンジン構築については、李克強総理の就任以来の講演を振り返ると、ほぼ毎回規制緩和に言及している。規制緩和は起業のための縛りを緩くすること、中小企業や民間部門の成長のエンジンを活性化させることで、不動産業や伝統的な製造業の残した空間を埋めるものとなる」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年1月28日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング