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IS人質事件、ヨルダン政府が捕虜交換提案 後藤さん言及せず

人民網日本語版 2015年01月29日13:34

ヨルダン政府が交換を提案しているサジダ・リシャウィ死刑囚(左)とモアズ・カサスベ中尉

イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織・イスラム国(IS)が、人質としている日本人の後藤健二さんとヨルダン人のパイロットの殺害を予告している事件で、ヨルダン政府は28日、同国人パイロットの解放と引き換えにサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を提案した模様。ただ、後藤さんには言及していない。人民網が英国放送協会(BBC)の報道を引用して報じた。

イスラム国が27日に公開した動画では、後藤さんが「私には24時間しか残されていない。パイロットに残された時間はそれよりも短い。私の自由への障害は、サジダ・リシャウィ死刑囚の引き渡しを遅らせているヨルダン政府だと言われた。これ以上の(ヨルダン政府の)遅延戦術は、私たち2人を殺すことになる」と訴えた。

「イスラム国」は24日に、もう一人の日本人人質・湯川遥菜さんを殺害したとする映像を公開した。当時は、日本政府に計2億ドル(約236億円)の身代金を要求する声明が出されていた。しかし、今回は身代金には言及していない。イスラム国は、人質の記者や兵士を公開処刑するなど、その残忍な行為で知られ、国際的な問題となっている。

ヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉は昨年12月24日、イスラム国支配地域であるシリア北部のラッカ付近で撃墜されてイスラム国の捕虜になった。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年1月29日

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