■中国原潜の活動はすでにインドのレッドラインに触れた?
曹氏は「中国は20年以上前から原潜を保有し、使用し続けているのに、なぜ今になって原潜の使用がインドの『レッドライン』に触れたことになるのか?中国の原潜はインド領海には進入しておらず、インド洋の公海で任務を遂行しただけであり、中国による原潜の使用を阻止する権利はインドにない。また、インド海軍と中国海軍は表面上は兵力に大差がないように見えるが、実際には武器・装備水準に大きな差があり、潜水艦であれ水上艦であれ、インド海軍は中国海軍と同じレベルにない。インドは海軍装備の開発能力面でも中国との差が大きく、もしどうしても軍拡競争と言うのだとしても、インドが中国を追いかける目標とするだけだ」と述べた。
国防部(国防省)の楊宇軍報道官は1月29日の定例記者会見で「中国は国連決議に基づき、2008年から各種艦艇をアデン湾、ソマリア沖海域に派遣し、船舶を護送している。この過程において、われわれは潜水艦の活動を含む関連状況を関係国に通報してきた。今後中国軍は護送情勢の変化と任務の必要に基づき、各種艦艇を関係海域に派遣して護送任務を行う。これらはいずれも正常な活動であり、行き過ぎた解釈をする必要はない」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年2月4日