伝統的な電磁波防護服は、非常に重い材料である金属繊維で作られていた。電磁波防護の効果を出すためには、トランスフォーマーのように分厚いスーツを着用しなければならない。市場に流通している妊婦用の電磁波防護服は軽量だが、これは金属繊維の構造が網状になっているからで、実際には効果を損ねている。
超軽量のグラフェン繊維で電磁波防護服を作れば、軽量でも高い効果が期待できる。高教授は、「グラフェン繊維を服の繊維に混ぜるだけで、高い電磁波防護の機能が備わる」と述べた。
グラフェンを使った製品は、人々の外出方法を変える可能性がある。この材料は軽量かつ強度が高いため、自動車の車体、航空機の機体に利用できる。高教授は、「空や地下で使用される設備のすべてが変化する可能性がある。これは人類がより軽くて便利な飛行ツールを手にし、強い動力を使わなくても飛べるようになることを意味する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年2月4日