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勐康通関地 「開街」から開放へ (2)

人民網日本語版 2015年02月02日14:00

■さらなる開放への準備

特色農作物交易は、中国・ラオス国境貿易、経済貿易協力のスタートだけではない。より深化したパートナーシップ構築にむけ、現在準備が進められている。

江城県の呉文早・副県長は、通関地開通、貿易開始は開放レベルのさらなる向上を意味する、と語る。同県は今後、国境貿易グレードアップ推進にむけた措置を打ち出す。第一に、国境観光ルートの開発を促し、他の地方でのビザ特別発給制度をすみやかに実現する。他の地方からの観光客に通関地での特別ビザ発給を認めることで、観光客は出国証明を手にすれば、規定時間内の「中国・ラオス国境観光」を楽しむことができるようになる。第二に、勐康通関地での免税店建設を早急に実現し、より多くの観光客を引き込む。第三に、勐康国境周辺住民貿易集荷市場建設を加速し、テナント入りするオーナーへリース料3年間免除の優遇政策を与える。すでに恒久的市場が建設中で、年内の使用開始が見込まれる。第四に、輸入される鉱産物、農作物への協調を図る。農産品輸入政策・条件はほぼ整備された。今後は鉱産物輸入への調整を深める。第五に、保税倉庫を建設し、食糧など大口貨物はさきに倉庫に入庫させ、輸出後の納税を可能にする。

■背景資料

江城県は中国、ベトナム、ラオス3カ国境界に位置する。国境全長183キロで、国境対外開放に卓越した条件を備える。江城県は「1県・3カ国」の特殊な地理的優勢を統合し、雲南省にとってベトナム、ラオスへの開放にむけた黄金ルート建設を図る。

勐康通関地は普洱(プーアル)市から126キロ、江城県から35キロ、昆明市から450キロ、ラオス・ポンサーリー県ブンヌア郡から52キロの距離。勐康通関地に対応しているのはラオス・ボーテン通関地。勐康通関地は2013年12月28日に対外開放され、中国とラオスの貿易・人的交流を促した。江城県は昨年、輸出入総額2187万ドル、輸出入貨物量9万5518トン、出入国者数は延べ7万2032人だった。主要輸出入品として、石炭、木材、甘蔗、建材、農機具、日用雑貨などがあり、国境貿易の発展潜在力は大きい。(編集HT)

「人民網日本語版」2015年2月2日


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