駐シエラレオネ中国移動実験室検査チームは現地時間7日夜、シエラレオネから検査に送られてきた4件の全血サンプルのうち、3件からマラリアを検出した。中国がアフリカで移動実験室を使い、マラリアの検査を行うのはこれが初めてだ。新華社が伝えた。
検査チームの房彤宇チーム長によると、2月以降もシエラレオネでのサンプル収集量は毎日約200件を維持している。エボラウイルスの陽性のサンプルは1週間にわたり1日20件未満となっており、シエラレオネのエボラウイルスの感染状況が落ち着き、流行が終息段階に入ったことが分かる。
房氏は、「マラリアの検査には全血コロイド金検査法が必要なため、エボラウイルスの検査に用いるRT-PCR法とはまったく異なる。同時の検査によって業務量、手順、費やされる時間が増えるほか、生物安全のリスクがもたらされる。駐シエラレオネ中国移動実験室の検査チームは、起こりうる問題を十分に論証した上で、詳細な実験室操作マニュアルを作成し、訓練と試験を繰り返し、各種リスクを最低限に抑えている」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年2月11日