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中国住民幸福度調査 学歴では博士卒最低、地域では山東省最高

人民網日本語版 2015年02月13日15:22

中国家庭金融調査・研究センターが12日に発表した報告から、住民の学歴レベルが上がったからといって、決してより高い幸福感が得られるとは限らず、大学院博士課程卒業者の幸福感は、学歴が高くない人々の幸福感より低いという状況が明らかになった。新京報が報じた。

全体的に見ると、学歴が高い人ほど、幸福度が低い傾向にある。幸福度が最も高いのは、小学卒で、幸福度指数は133.3に達した。一方、最低だったのは、大学院博士課程卒業者でわずか121.0と、小学校を出ていない非識字者(130.2)を下回った。

男女別で見た場合、女性博士の立場の悪さが巷でささやかれているにも関わらず、博士号取得者の中でも、男性博士の方が、女性博士より不幸であるという結果が得られた。

仕事と収入の面では、1時間あたりの報酬が20元から30元(約380円から570円)の人の幸福度指数が最も高く、30元以上になると、逆に幸福度指数は低下しはじめる。時間あたり報酬が30元(約570円)の「小金持ち」と、7元から12元(約130円から230円)の「負け組」の幸福度指数が、ほぼ同じなのは面白い。1日の勤務時間に焦点を当てると、勤務時間が長ければ長いほど幸福度は低下し、1日の勤務時間が「8時間以内」の人の幸福度指数は135前後と最も高く、1日11時間を上回ると、幸福度指数は126.8に下がる。これより導き出される「深夜残業をして、汗水たらして稼いだお金によって幸福感が高まることはない」という事実は、「若い人は深夜残業する必要がない」と言われる理由になっているのかもしれない。

地域別の違いを見ると、幸福度指数が最高だったのは山東省で147.5、最低だったのは貴州省で118.6と、両省には約30の差があった。また、北京・上海の2大都市は、高すぎる住宅価格や大きな生活上のストレスゆえに、国民にとって「好ましくない一線都市」となり、幸福度指数はいずれも135.9の7位で並んでいる。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年2月13日

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