春節の中国　老舗料理店は「予約難」、興行収入は3日間で170億円以上 (2)

上海の重点飲食企業では、年夜飯の売上高が前年同期比12％増の2945万元（約5億5955万円）に達した。蘭州の重点飲食企業では、年夜飯の予約テーブル数は前年同期比50％増以上に達した。老舗料理店は特に人気を集め、上海、西安、蘭州などの老舗店では春節の1カ月前にはすでに個室の8割以上が埋まるなど、多くの店で予約難となった。

このほか、半製品の年夜飯も、安価で美味しい料理が食べられるとあって人気を集め、多くのネットショップで売り出された。

▽映画の興行収入、3日間で9億元 フィットネスも人気

今年の春節は、ショッピングや食事ばかりでなく、レジャー・旅行、学習、娯楽・フィットネスといった過ごし方も人気を集めた。旧暦1月1日（2月19日）から3日（2月21日）までのわずか3日間で、全国の映画興行収入は9億元（約171億円）を突破した。

食事ばかりよりも健康に良い過ごし方をと、春節期間には各地でフィットネスブームが沸き起こり、体育館やプール、ジムなどに多くの人が訪れた。

北京、河南、四川などでは廟会（縁日）、祈福会などの特色あふれるイベントが行われ、うち北京の廟会は46カ所に上った。

春節休暇の開始にあわせて高速道路が無料となったことを受け、郊外でのフルーツ狩り、農村の食事体験など近場のマイカー旅行にも人気が集まった。重慶では農村観光の売上が前年同期比14％増となった。このほか、各地の図書館、動物園は未年にちなんで羊をテーマにした様々なイベントを催し、多くの観客を集めた。（編集SN）

「人民網日本語版」2015年2月25日