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携帯を手放せないことが、新しい「祭日病」を生む (2)

人民網日本語版 2015年02月26日10:26

■うつむいている時間が長くなりすぎると、頸椎が変形する

「人は毎日何回うつむいて携帯を見るのか?」「机に向かって仕事をしている人々は毎日何時間うつむいてパソコンを操作しているのか?」を数えたことがある人はほとんどないないだろう。ハルビン医科大学の骨外科が毎日診察する患者の半分以上が長期間の「うつむき族」(長時間うつむいてスマホやタブレットの操作に没頭する人々)であるという。 

小紅さん(21)は、典型的なうつむき族だ。学校に行けば、うつむいて勉強し、下校すれば、うつむいて携帯をいじり、地下鉄に乗れば、うつむいて韓国ドラマを見る。その後も、家に戻れば、ベッドに横たわりながら本やドラマを見て、トイレに行くときでさえ携帯を放さない。携帯やモバイル機器に絶対的に依存している。旧暦の大晦日、家族と一緒にトランプや麻雀をしながら年を越した小紅さんは、突然めまいやしびれに襲われ、肩の上が固まって、動かせなくなった。奇病に侵されたのかと思い、病院に行くと、頸椎がひどく変形していることがわかった。ハルビン医科大学骨外科の王新涛医師は、「このような症状が出ることは決して偶然ではなく、長期間うつむいて端末を操作することから起こったもの」と説明する。

医師は、「携帯が手放せない」ことによる後遺症は比較的多く、若い人は特に間違った姿勢を正して休んだり、常日頃からジョギングや球技などのスポーツを行ったりと、仕事と休憩のバランスに注意を払うことが大切だとアドバイスする。また、長時間モバイル端末を操作し続けたり、トランプをし続けることはやめるようにと指摘する。

■暗い中で携帯を操作することは、睡眠や健康に悪い影響を与える

寝る前に、暗い中で携帯を使用する人は少なくない。しかし、この習慣は睡眠に悪い影響を与える。研究によると、寝る前に明るい光を浴びると、メラトニンの分泌が抑制され、生活のリズムが乱れる。これによって、睡眠の質が下がり、不眠に陥ったり、途中で目が覚めたりする。また、心臓病や脳卒中などのリスクがそれぞれ50%や15%も高くなる。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年2月26日


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