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携帯を手放せないことが、新しい「祭日病」を生む

人民網日本語版 2015年02月26日10:26

美味しいものをたくさん食べると、体調を崩す人も多くなる。携帯電話を片時も手放さない人が増えれば、それによってさまざまな身体の不調を訴える人も多くなる。長時間、微信(We Chat)で「お年玉争奪」ゲームをし続けるなど良くない生活習慣が一連の新しい「祭日病」をもたらしている。新華社が伝えた。

春節期間中、哈爾濱(ハルビン)市内のいくつかの病院を回ったところ、携帯を過度に使用しすぎたことで、自律神経失調症やドライアイなどの症状に陥った人、長時間うつむいたままトランプをしたり、携帯を使用したりすることで、頸椎の病気になった人、旅行のため長時間車を運転したため、心臓や脳の血管疾患を発症する人が明らかに増えていることがわかった。

■お年玉争奪ゲームが、さまざまな身体の不調をもたらす

データによると、現時点の中国の携帯ユーザーは、12億3500万人を超えている。さらに、ipadやパソコンなどのデジタル機器の普及により、モニターで読書やゲームなどを楽しむ人が絶え間なく増え続けている。「携帯が手放せない」人々は、VDT(パソコン・ワープロ・テレビゲームなどの情報端末を表すvisual display terminalの略)症候群を発症する確率が高い層となっている。

ハルビン医科大学の眼科には、お年玉争奪ゲームをしたり、微博(ウェイボー)を更新したりと過度に携帯やモバイル端末を使用し、身体の不調を訴える眼病患者が毎日十数人は訪れる。たいていが20歳から30歳ぐらいの若者だ。

ハルビン医科大学眼科の曲利軍医師によると、VDT症候群は長時間モニターを注視することから起こるもので、目の疲れ、ドライアイ、目のかゆみ、胸焼け、目がぼやける、視力低下、眼部の腫れや痛みなどの症状が出るという。

同時に、首や肩、腕のしびれ、手で押さえる時に感じる痛み、腰や背中のコリや痛みなどが伴う。症状が深刻な場合は、頭痛やめまい、額の圧迫感、吐き気、睡眠障害、記憶力の低下、脱毛などの自律神経失調症が現れる。

医師は、モバイル機器の使用時間をなるべく控えて頻繁に目を休ませ、目を使う習慣を減らし、ビタミンBが含まれている食べ物をなるべく多くとることを勧める。また、医師の指導の下、人口涙液を点眼することで、身体の不調を緩和させることもできる。


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