さらに、「香水、ヘアケア用品はフタル酸エステルを添加する必要はない。以前人々が使用していた化粧品はガラスのビンの容器に入っており、比較的環境に優しかった。しかし、現在一部で使用されているプラスチックの容器は、確かにある一定のリスクが隠されている。化粧水や乳液などの基礎化粧品は、一種の油脂化合物である。容器に含まれているフタル酸エステルが長い時間の中で、製品の中に溶け込んだのか否かは、さらに確認しなければならない。マニキュアには、直接フタル酸エステルが添加されている可能性はある。美しいマニキュアの膜を作るために、このような化学成分が必要だからだ」と述べた。
南京婦幼保健院皮膚科の馬小玲科長は、「化粧品は天然素材のものであろうと、副作用がないものであろうと、すべて控えめに使用したほうがいい。なぜなら、化粧品は化学工業と切っても切り離せないものだからだ。たとえ植物性の天然素材から作られているとうたっていても、水と植物の抽出物を結合させるために乳化剤などを使用しなければならない」として、「化粧品を使用する際に注意すべきなのは消費期限だ。特に海外の防腐剤を含んでいない一部の化粧品は、もともと消費期限が短い上に、海外から輸入品として入ってくるため、関税など一連の手続きに時間がかかり、消費者の手元に届く時には、すでに消費期限が短くなってしまっている」と指摘する。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年2月26日