最近、複数の化粧品メーカーが、煙霧が肌に吸着するのを防止する機能を備えた、いわゆる「煙霧カット化粧品」を発売しており、ネット上でもよく目にするようになった。山東省済南市工商局は、「『煙霧カット化粧品』は例外なく、正体は普通の化粧品であり、全て虚偽宣伝にあたるため、軽々しく信じてはいけない」と消費者に注意を呼びかけている。人民日報が報じた。
中国国内では、「煙霧カット化粧品」に関する基準は設けられていない。商品が「煙霧が肌に吸着するのを防止する機能」を備えているという宣伝は、国家関連検査部による検証を一切受けていないことから、「虚偽宣伝」に相当する。消費者が、この宣伝文句を信じて製品を購入し、顔面にしっかりと塗った場合、逆に微小粒子状物質が肌に吸着しやすくなり、皮膚アレルギーを引き起こすリスクが高まる恐れがある。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月11日