最近の報道によると、米国ワシントン大学の研究員が3万1600人の女性の血液と尿のサンプルを分析した結果、フタル酸エステルを含む15種類の内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)を発見した。フタル酸エステルは、主にポリ塩化ビニル(PVC)の可塑剤として使用されており、プラスチック製品や容器、香水、口紅、ボディシャンプー、基礎化粧品、マニキュアなどにも含まれている。研究結果によると、体内に含まれるこれらの化学物質の数値が低い人に比べ、数値の高い女性の更年期は平均して2年から4年早いことが明らかになった。現代快報が伝えた。
これは、内分泌攪乱化学物質の成分と更年期の関係性について大規模に行われた初めての研究となる。南京在住の皮膚科・化粧品専門家はインタビューに応じ、「確かに、このような研究はこれまで聞いたことがない。多くの製品は内分泌攪乱化学物質を含んでおらず、逆に、容器に原因のある可能性が高い」と指摘する。
南京大学応用科学研究所の雍延平所長は、「報道では一種の化学成分としか触れていないため、この一点からしか分析できない」と指摘。