全国政協委員の李蘭娟氏(中国工程院院士、伝染病診断治療国家重点実験室室長)は3日に取材に応じ、「中国の開発したエボラ熱ワクチンの臨床試験がまもなく始まる。現時点で中国国内にエボラウイルスの感染者はいない」と表明した。人民日報が伝えた。
李蘭娟氏は「現在中国では、エボラ熱治療薬の研究、ワクチン開発が急ピッチで進められている。エボラ熱ワクチンは現在、繰り返し検証が行われており、まもなく臨床試験に入る。順調に行けば数カ月以内に生産が始まる」と述べたほか、「中国にはエボラウイルスの感染源は存在せず、可能性があるとすれば流行地域からの入国者しかない。感染の可能性を減らし、遮断することができれば、中国でエボラ熱の感染が広がることはありえない」とした。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年3月4日