中国大陸部は、かなり低レベルのインフレ率と失業率の見通しから、昨年から2位ランクアップし、2015年「最も幸せな国」第7位に入った。1月のCPI(消費者物価指数)上昇率は、前年同期比1%を割り、0.8%にとどまり、2009年1月来の最低値を記録した。みずほ証券チーフエコノミストの沈建光氏は、「今年の物価動向は、決して楽観視できない。通年のCPI上昇率は1.6%前後に落ち着くだろう」との見方を示した。
米国は第8位だった。その原因は、失業率が持続的に上昇していることにある。米労働省労働統計局が2月6日に発表した統計データによると、1月の失業率は5.7%と、前月(5.6%)比やや上昇した。1月の失業者数は、前月比29万人増の898万人。
「世界で最も苦痛な国」はベネズエラで、通年のインフレ率は78.5%に達する見通し、海外メディア報道によると、国内では、基本的な生活物資が著しく不足している。ベネズエラは2月、隣国のトリニダード・トバゴと、石油とティッシュを交換するという合意に達した。また、武力衝突や経済危機が続くウクライナ、ギリシャ、スペインなどの欧州諸国の「苦痛指数」もかなり高かった。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年3月5日