2月の製造業購買担当者指数(PMI)および非製造業ビジネス活動指数をみると、中国経済の運営状況には好転の兆しがみられる。春節(旧正月、今年は2月19日)の後、企業の生産経営活動は順調に元に戻っており、経済情勢は徐々に底固めをして安定に向かうとみられる。
製造業PMIをみると、2月には企業の新規受注指数が6カ月続いた低下局面に終止符を打って0.2ポイント上昇し、50.4%になった。その原因を分析すると、春節の祝休日の効果と安定成長を目指す政策・措置が徐々に作用を発揮したことが挙げられる。
2月の企業生産経営活動期待指数は54%に達し、6.6ポイント上昇した。昨年第4四半期(10-12月)以来、経済の下方圧力に対応するため、国は安定成長に向けた政策・措置を次々うち出し、取り組みに力を入れてきた。こうして中国企業の信頼感が高まり、期待感が好転した。
2月の非製造業は安定成長を維持し、これに祝休日消費の後押しが加わった。サービス業ビジネス活動指数と新規受注指数はいずれも回復上昇し、祝休日消費に関連したサービス業活動の好調さが、サービス業の回復上昇をもたらした主な動力になった。調査によると、2月の外食産業ビジネス活動指数は60%に達し、上昇幅は大幅に拡大し、過去約2年間の最高を更新した。小売産業の活動も好調さを維持し、ビジネス活動指数と新規受注指数は3カ月連続で高い水準を保った。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月7日