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独首相が日本で歴史問題に3回言及「歴史の直視で国際社会に受け入れられる」

人民網日本語版 2015年03月11日13:10

 ドイツのメルケル首相は10日、訪問先の日本で最大野党・民主党の岡田克也代表と会談した際、「慰安婦」問題に自ら言及し、「慰安婦」など歴史問題を適切にしっかりと処理することが日本が隣国との和解を実現するうえで重要だと指摘した。メルケル首相が歴史問題に言及したのは、わずか2日間の日程で3回目だった。人民日報が伝えた。

 歴史の直視を日本に促すメルケル首相の発言について、韓国外務省の魯光鎰報道官は10日の定例記者会見で「まず日本が真摯に反省する姿勢で歴史問題を扱って初めて、隣国は寛容な姿勢で接することができる。韓国政府は日本が歴史を直視する勇気を持ち、歴史の傷痕を癒すために努力を払い、周辺国さらには国際社会の信用を勝ち取ることを希望する」と強調した。

 メルケル首相は9日昼、朝日新聞社主催の講演会で「歴史の直視は戦後ドイツと隣国が和解を実現した鍵だ。ドイツは歴史と率直に向き合い、それによって隣国の理解を得て、国際社会に再び受け入れられることができた」と述べた。

 メルケル首相は同日夕方の安倍晋三首相との共同記者会見でも「ドイツは戦後戦争と歴史の問題について非常に踏み込んだ議論を行い、過去の清算は戦後の和解実現の前提となった」と表明。安倍首相との会談で、ホロコーストなどナチスの犯罪をドイツがどう清算したかを説明したことを明らかにした。

 日本の村山富市元首相は9日夜のテレビ番組で「国会答弁から見て、安倍首相は戦後70年談話で村山談話の鍵となる部分を曖昧にするつもりだ」と指摘。「植民地支配と侵略の歴史的事実を率直に認め、反省と同じ過ちを繰り返さない決意を表明するのは当然のことだ。もしこれらを曖昧にするのなら、日本政府は今後信望を完全に失う」との考えを示した。


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コメント

最新コメント

城戸圭子   2015-03-1258.106.48.*
時間がたてば歴史認識が薄れて苦労知らずに育った人は人ごとにすぎない。震災で犠牲になった人々の思いを知って戦争で殺された人の家族の思いを学ぶべきだ。メルケル首相は堂々と発言して本当に素晴らしい生命の鏡を持っていらっしゃる。日本はそのような人の言葉を真摯に受け止めてほしい。それを曲げて言い訳するのが日本人特有の民族性。全く腐っている政治家が多い。正しいものを正しいと思えない。見えない。日本を支えている人に対して認めようとしないたとえ汚い娑婆世界であろうと私たちは知っている。最高の法を持って政治を監視するのだ。勇気こそ最高の宝。
空又 覚造   2015-03-1160.52.92.*
昔から日本に「本当の友人はいない」と言われています。それは歴史的反省をしない勢力が日本に一部あり,政権中枢にあって貴国を始めとする隣国に無礼な言動を吐き,あるいは教科書で日本軍の侵略はなかったなどと記述を強要する自公民右翼勢力が,今日存在するからです。 また一般国民の中にも日本軍国主義の歴史を反省しない勢力があり,世界の顰蹙を買っていることに気がつかないのです。喩え気がついても,おらが先生(代議士)が当選すれば利益に預かれるので歴史の恥部を見て見ぬ振りするのです。  日独伊によって被害を被った国々が戦勝70周年記念行を祝う中でどの戦勝国にもまともな顔を下げて出席できないのが,安倍自公民政権。侵略がなかったと思っているのですから,どうしようもないのです。そんな中で同じ敗戦国のメルケル首相に3度も「日本が歴史認識を改める」よう言われるとは,日本人として恥ずかしい限りです。 貴国中国,韓国を始めとして南洋の国々にも日本国政府及び右翼は,潔く過去の罪を認めて謝罪すべきです。