天才的な頭脳を競い合う江蘇衛星テレビの人気バラエティ番組「最強大脳(SUPER BRAIN)」の国際大会で中国チームは同番組に初めて出演することになった新たな対戦相手・日本チームと戦う。日本チームのメンバーたちは、中国では知られていないが、実力は皆折り紙付きで、世界でもかなりの知名度を誇っている。今回、日本チームと戦うことになったのは、「最強大脳」の番組制作スタッフが日本側と再三にわたって交渉してきた結果だ。制作スタッフは、「中日対抗戦は友好的な国際頭脳交流の場となるだけでなく、中国チームにとっては試練の場にもなるだろう」と語る。
■伝統的な頭脳強国日本、「最強大脳」のために選抜大会を実施
番組の専門家チームによると、日本はアジアの頭脳強国で、かなり早い段階から「脳力」を研究してきた国だという。日本にも「最強大脳」と類似した多くの頭脳を競い合う番組が存在する。2012年、日本の「No.1頭脳王」は日本国内や周辺国で幅広い議論を引き起こした。日本には、さらに「欽ちゃんの仮装大賞」というバラエティ番組がある。同番組は、1979年から現在まで続いている長寿番組で、国民的バラエティ番組と言える。同番組では、参加者たちが肉体や道具を使って何かに仮装するのだが、想像を超えたアイデアが次々と登場し、視聴者を爆笑させると同時に、参加者や視聴者の思考脳力を鍛えさせる。具体的な分野でいうと、日本はフラッシュ暗算強国で、日本人は多くのフラッシュ暗算世界大会で優勝し、今も世界記録を更新し続けている。
番組スタッフは、「日本の選手の高い戦闘力は我々を魅了した。対戦相手が強大で、挑戦が多面的であればあるほど、中国選手の脳力を引き出すことができるからだ。国際大会は、門戸を広く明け、開放的であるべきだ。それでこそ、中国のエリートたちの頭脳は磨かれ、よりよい状態で中国から世界へ飛び出し、世界的に認められるようになるだろう」と語る。この考え方から、同番組で中国選手と日本選手を同じ会場で競い合わせるというアイデアが生まれた。「最強大脳」のシーズン1が放送された後、番組の影響力は海外にまで広がった。日本でも高い評価を受け、科学的な内容や競技方法などが日本の各方面から注目を集めた。