動画共有サイト「YouTube」に「世界一醜い女性」というタイトルがつけられた動画をアップされ、ひどい書き込みもされた経験を持つ米国のリジー・ベラスケスさん(26)がこのほど、米テキサス州オースティンで開催されたエンターテイメント系のメディア・コンファレンス「South by Southwest(SXSW)」に登場。ネット上で誹謗中傷された彼女がその困難を乗り越える様子を描いた映画(78分)が上映された。中国環球網が英紙「デイリー・メール」の報道を引用して報じた。
テキサス州で生まれたリジーさんは、4週間の超早産で、出生体重は1キロ以下。新生児早老症様症候群という難病を患っており、栄養を蓄える脂肪組織がまったくないため、身長157センチの今も体重は30キロにも満たない。
リジーさんは現在、周囲の人の中傷や異様なものを見るかのような目などとも向き合うことができるようになり、公の場でのジロジロと見る人がいると、自分から近づいて行き、自己紹介して名刺を手渡し、「はじめまして。私はリジーといいます。私をジロジロと見つめないでね」と声をかけるという。さらに、イジメを禁止する法案を制定するよう政府に少しずつ呼びかけようと考えているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月17日