一緒に餃子の皮を包む日本人交換留学生と恵州学院の学生
広東省恵州市にある総合大学・恵州学院は3月1日、日本からの交換留学生計17人を迎え入れた。これにより、恵州学院と札幌大学による第2期交換留学生プログラムがスタートした。昨年と比較すると、今年の交流活動のテーマは、中日文化の双方向交流に重点が置かれている。一方、恵州学院にすでに半年間滞在している第1期留学生たちは、現在どのように学習し、暮らしているのだろうか?南方都市報が伝えた。
■学習:書道など伝統科目に重点が置かれている
交換留学生の教室に入ると、正しい姿勢で着席している学生たちが、毛筆を手に取り、真剣な表情で文字を書いていた。これは、黄文竜教授の書道クラスでの一コマだ。授業中には、一人の男子学生が時折立ち上がり、クラスメートに黄教授の話を日本語に通訳していた。この学生は、札幌大学中国語科2年生の床井佳紘さんで、恵州学院に来るのはこれが2回目だ。
「佳紘の中国語が上手で助かった」と黄教授は笑いながら語る。恵州学院の「古い友人」として、中国語を流暢に操る床井さんは、自然と通訳を務めることになり、日中間のコミュニケーションの架け橋となった。床井さんは、「実は日本では、周りに中国人留学生の友人が大勢いる。特に、札幌大学には中国人留学生が200人以上いるので、今では中国語が僕の第二外国語になっている」と語る。
今期の中国語クラスは初級、中級の2つのクラスに分かれている。これ以外にも、総合中国語、中国語会話、中国語表現演習、中国伝統文化の書道、伝統体育、中国結び、茶芸などのクラスも用意されている。