北京でマレーシア男性が強盗事件　中国で懲役15年以上へ (3)

300万元(約5700万円)の腕時計を強盗した場合の処罰は？

懲役15年以上の実刑の可能性がある。

計300万元相当の腕時計が盗まれた今回の事件の容疑者はどのような処罰を受けるか？

阮教授によると、刑法263条は、「価値の高い品を盗んだ場合、懲役十年以上、無期懲役、死刑などの刑に処する。刑の程度は事件の状況によって決まる」と規定している。今回事件があったのは、繁華街・王府井の中心で、事件の影響が大きい。法で定められたものではないが、刑の長さを決める判断材料になるという。しかし、今回の事件では死傷者は出ていないため、懲役15年以上の刑が科される可能性が高いという。

その他、「容疑者は判決を受けた後、原則的には中国で服役することになる。国際刑法は、『中国で犯罪を行った外国人は、国際刑事司法に合わせて、本国に戻って服役することができる』と規定している。しかし、中国とマレーシアは関連の条約を締結していないため、今回の犯人は中国で服役することになる。そして、出所後はすぐに中国から強制送還される」という。（編集KN）

「人民網日本語版」2015年3月18日