北京でマレーシア男性が強盗事件　中国で懲役15年以上へ

北京警察は17日、北京の繁華街・王府井にある澳門(マカオ)センターの高級時計ショップ・カルティエで16日、腕時計数個を脅し取ったとしてマレーシア人男性・Moikit Leng容疑者(38)を逮捕、「強盗罪」で刑事拘束していることを明らかにした。新京報が報じた。

事件があったのは16日夜。覆面をかぶった男性がカルティエの専門店で腕時計数個を脅し取り、その後タクシーを奪って逃走した。しかし、事件発生から22分後、同男性は警察に見つかり逮捕。腕時計も全て押収された。警察によると、容疑者が持っていた拳銃はプラスチック製のおもちゃだったという。事件があったショップは17日から営業を再開している。

金に困り強盗

北京市公安局は17日午後7時に、同事件の最新情報を発表し、事件を起こしたのはマレーシア人の Moikit Leng容疑者で、金に困り強盗事件を起こしたと供述していることを明らかにした。

事件後は警備を強化

17日午前10時、事件があったカルティエの専門店は通常通り開店し、入り口には女性の店員2人が、店内には男性の店員が1人立っていた。店員らによると、事件当時店内にいた店員は同日は休み。他の店員もシフト通りに出勤しており、事件の影響はないという。

王府井の歩行者天国の中心から東に約100メートルの場所に位置するマカオセンターの周りには、時計専門店が多く集まっている。歩行者天国の入り口には、移動交番車があり、現在は時計ショッピングセンターの下に、武装警察数人が配備。交差点から北20メートルの場所には、パトロール用のパトカー6台が停まっていた。