中国聯合航空公司は18日、今月29日から低コスト航空事業モデルを全面的に実施し、ファーストクラスとビジネスクラスをやめ、年内に価格8元(1元は約19.5円)の航空券を8万枚以上販売するとともに、航空券価格を全体として2~3割引き下げるとの方針を明らかにした。「北京日報」が伝えた。
この動きは春秋航空、九元航空に続くもので、国内の格安航空陣営が拡大したことになる。これまでステータスの象徴とされてきた空の旅が、一層身近なものになることが予想される。
▽ミネラルウォーター2本分で空の旅
ミネラルウォーター2本分の価格で、本当に空の旅ができるようになるのだろうか。航空会社の誇大宣伝ではないのか。
聯合航空は今月29日からファーストとビジネスを廃止し、すべての定期便で8元の「超格安航空券」を売り出す。年内にこの水2本分の航空券を8万枚販売する予定だ。
また毎年販売する600万~700万枚の航空券のうち、15~30%を188元からおよび388元からの格安航空券にする計画だ。
航空輸送サービスを除く各種の付加サービスは航空券価格には含まれず、旅客自身に選択権を委ねることになる。春秋航空、西部航空、聯合航空などの格安航空会社ではこの方式が一般的だ。
聯合航空の新商品計画のうち、188元からおよび388元からの格安航空券には無料の飲食物は含まれない。食べたり飲んだりしたければ追加料金を支払い、座席指定にも受託手荷物にも機内持ち込み手荷物にも料金がかかる。聯合航空はこのようにして航空券価格の「ダイエット」を行っているのだ。